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文書を作成する(Documents)

Chihoの「Documents」機能は、チームの知識やノウハウを集約し、それをAIに教えるための「教科書」を作成・管理する場所です。

単なる文書置き場ではありません。ここに蓄積された情報は、AIエージェントやAIワークフローの精度を飛躍的に向上させるための、最も重要な「知識の源泉」となります。


1. 「Documents」機能の3つの主な役割

この機能は、組織の知的資産をAIと共に活用するために、以下の3つの主要な役割を担っています。

役割説明
① 知識の一元管理と資産化業務マニュアル、議事録、仕様書など、社内に点在する情報を一元管理します。これにより、組織のノウハウが検索可能な「資産」として蓄積されます。
② AIとの強力な連携作成したドキュメントをAIエージェントに「知識」として与えることができます。会社のルールや過去の事例を学習させることで、AIはより文脈に合った質の高いアウトプットを生成します。
③ 他機能とのシームレスな連携プロジェクト管理機能や、仕様書を管理する「Spec Hub」機能と連携し、必要な情報を適切な場所でスムーズに活用できます。

Markdownドキュメント管理

Chihoでは、Markdown形式でドキュメントを作成・管理できます。これにより、テキスト、リスト、表、コードブロックなど、様々な形式の情報を構造化して保存することが可能です。 以下の画像のように編集画面はMarkdown形式になっております。

2. ドキュメントを作成する手順

Markdown形式で、見やすく構造化されたドキュメントを簡単に作成できます。

  1. 画面上部の 「+Create Document」 ボタンをクリックします。

  2. 以下の項目を入力・選択します。

    • タイトル (Title)
    • 本文 (Content): Markdown記法が利用できます。
    • カテゴリー (Category)
    • 権限カテゴリー (Permission Category): 閲覧権限などを設定します。

  3. 本文を入力し、「Create Document」 ボタンをクリックして保存します。

  4. 作成したドキュメントは一覧画面に表示され、いつでも編集・閲覧が可能です。


3. AIや他機能との連携(Documents機能の真価)

作成したドキュメントは、他の機能と連携させることで真価を発揮します。

AIエージェントに知識を与える

作成したドキュメントをAIエージェントに与える(アタッチする)ことで、AIは会社の文脈を理解した回答を生成できるようになります。

  • 知識としての活用: 作成したドキュメントをAIエージェントに「知識」として与える(アタッチする)ことができます
  • 文脈理解の向上: 会社独自の用語集や過去の議事録などを添付することで、AIエージェントはより文脈に合ったアウトプットを生成できるようになります
  • ワークフローでの活用: AIワークフローの各ステップでも、関連ドキュメントを参照することが可能です
  • 活用例: 会社独自の用語集、業務マニュアル、過去の議事録など。

※ AIエージェントの詳細は、Step11で詳しく解説します。

Spec Hubで作成した仕様書を活用する

Chihoには「Spec Hub」という、システムの仕様書などをツリー構造で管理できる機能があります。

  • ツリー構造管理: 要件や仕様をツリー構造で整理し、一元管理できます
  • 変更履歴: 誰がいつ、どこを変更したのか履歴が残るため、情報の混乱を防げます
  • エクスポート機能: 管理している仕様書をもとに、AIワークフローで活用できるようエクスポートできます

※ Spec Hubの詳細は、Step9で詳しく解説します。


まとめ:AIを「自社専用の専門家」に育てる

Chihoの「Documents」機能は、単なる文書管理ツールではなく、AIをあなたの会社の業務を深く理解した「頼れる専門家」へと育てていくための心臓部です。

この機能を通じてチームの知識を集約し、それをAIの思考の基盤として活用することで、業務の自動化と効率化を大きく前進させることができます。

まずは、チームでよく使う業務マニュアルや資料をいくつか登録することから始めてみましょう。